本日はTOTOのネオレスト設置工事のご紹介です。

古くなったトイレを少し良いグレードへ交換を検討している方におすすめする記事です。


ネオレストとは?

ネオレストはTOTOが販売する高機能トイレのことです。

通常のトイレよりも機能面や意匠面のこだわりが随所に見られる贅沢仕様になっています。

・キレイを保ち、汚れを付着させないたくさんの自動洗浄機能

・便座だけでなく、トイレ空間内も暖房する機能

・トイレ空間の脱臭機能

・水滴ひとつひとつにまでこだわったウォッシュレット機能  などなど

またネオレストには大きく分けて4タイプのNX,NS,AS,RSがあります。それぞれデザインが大きく異なるので好みにあったものを選定可能です。

今回はご紹介しませんがNXは飛びぬけて高価なハイエンドモデルとなります。トイレに強いこだわりのある方や一風変わったトイレをお望みの方にはぜひおすすめです。


工事のながれ

今回の工事で使用するのはネオレストRS3です。

RS

RSシリーズは丸みを帯びた形状の優しいデザインが特徴です。

RS3はRSの中で最も機能を組み込んだ品番になります。

工事はまず既存便器の解体から。

工事前
工事前写真
上からの写真

ちなみに既存便器で設置されていたのは今ではほとんど見ることのないTOTOのワンピース便器です。

40年近く前の便器ですがタンクと一体になっている当時では最も高価な便器のひとつです。

なお解体に関しては一筋縄ではいきませんでした。

床は御影石仕上げとなっているのですが、この石床がトイレの設置後に敷設されたため便器がすんなり外れません。

タンクへの給水栓に至っては床と接触しているため回して外すこともできない状態でした。

床を壊すと工事が高額になり、お客様の負担となるので便器をバラバラに解体していきます。

便器を壊したあとの様子です。

便器へ沿うように御影石が削られているのがわかります。

あまりに綺麗にカットしているため、工事前まで便器が御影石の上に設置されているかと思うほどの腕の良さです。

続いて背面の壁から出ている給水位置の変更工事です。

解体途中

壁を開口してネオレストの背面へ隠れるように給水位置を変更します。

このタイミングで錆びている鉄管を樹脂管へ変更する工事も行います。

給水工事が完了したら壁の復旧です。

壁に穴を空けた影響で傷ができるためその上へLIXILのエコカラットを施工していきます。穴埋めと仕上がりのキレイさが同時に得られる一石二鳥の工事ですね。

エコカラット張り

エコカラット張りが終わったら次は床の処置です。

新しく設置するネオレストは既存便器よりも大きいため、床の空いた穴をコンクリートで埋めて平滑に処理します。

コンクリート施工後です。固まり、水分が抜けるまで時間がかかるため2日養生期間をいただきました。

養生期間を経て、続いてコンクリートの塗装です。

便器は大きくなりますが、ワンピース便器のタンク部分がなくなったため奥行が短くなり手前のコンクリートが便器に隠れなくなってしまうための処置です。

養生期間後
塗装後

塗装後の様子です。色を塗り重ね御影石のツヤ感を出し、石との差異を極力減らしています。

ここまでの工事が完了し、ようやくトイレの設置です。

工事完了1
工事完了2

トイレの設置後です。

御影石のどっしりとした床と、アクセントである白いエコカラットの対比で、トイレがよく映えるホテルライクな空間へ仕上がりました。

今回の工事はネオレストの設置工事よりも付随工事の方が大変なものとなり養生期間を含めて3.5日の工事期間となりました。通常のお宅ですと問題なく半日から1日で完了する工事です。

特に今回の工事は事前調査を見誤ると設置できなかったり、いざ工事に入っても綺麗に納めることが難しい現場でした。

弊社では特殊現場でも、各種工事ご相談お受けしておりますのでお気軽にご相談ください。

株式会社リルファナカジマ