今回はマンションの給湯配管からの漏水を起因とした浴室と洗面所リフォームのご紹介です。

システムバスルーム交換に使用するのはLIXILの浴室ブランドのひとつリノビオ

お風呂交換をお考えの方や興味がある方は下記の工事も合わせてご参考ください。


1.LIXILのリノビオとは

リノビオはLIXILから展開されているマンション専用の浴室ブランドのひとつです。

マンション専用に設計されているため広さが多様で、限られたスペースを有効に使えるのが他ブランドと比較した利点です。

また昨今の浴室にあるように壁や浴槽のデザインが豊富で、個人の好みに合わせてカスタマイズが可能。

機能面もオプション品を合わせるとバリエーションがとても豊かです。

また浴室人気を2分するTOTOにはない点が、を基調としたシャワーや棚等の小物の設定があるところです。

水垢が付きやすくこまめな掃除というデメリットはありますが、スタイリッシュに見えるため好みの方には嬉しいラインナップですね。

2.浴室工事の理由

そもそものお風呂交換のご依頼理由は給湯配管からの漏水でした。

マンションの給水給湯管が鉄の管で配管されていたため経年劣化により穴が開きお湯を使う度に漏水が生じ水道料金が高騰。水道局からの連絡・調査で漏水が判明したようです。

穴が開いた配管はお部屋の床下全体を通っており、漏水箇所が浴室下部分で修繕が難しく費用も大きくかかるので「どうせなら」とお風呂交換をご依頼いただいた形です。

3.工事の流れ

現調

まずは現地調査を行います。

現状のサイズの確認、躯体の広さや深さの確認を弊社で行いショールームにて浴室を選定していただきます。

マンションの場合は管理組合等もあるため契約後は工事日程のご相談と管理者や近隣への周知が必要です。

1日目:解体

お客様宅までの通路へ養生を行い工事開始です。

既存バスを解体し、大工工事(ドア枠工事が主)と水道配管・電気配線・換気設備の先行工事を行います。

今回は浴室乾燥機を新たに設置するため電気は専用回路を作り、分電盤から新たに配線。所要日数は1~2日程度です。

2日目:浴室の設置

お選びいただいた浴室ユニットを組み立てていきます。

今回のお客様宅は元のユニットバスに梁が出ており、今回の工事では梁型が無くせるかが懸念点でしたが当日現場にて微調整を行い梁無し施工が可能となりました。

3日目:浴室の配線配管のつなぎ 洗面所の下地調整

浴室を組み立て終えたら、各配線配管をつなぎます。この段階で新しいお風呂は使用可能となります。

工事完了後の写真

続いて洗面所の改修です。新しい化粧台と床壁天井のすべてを張り替えるため下地の施工やパテ等で面を平滑にします。

4日目:洗面所のクロス工事と洗面化粧台の設置

クロス下地のパテは乾くのにある程度時間を要するため翌日にクロスとクッションフロアを施工します。

洗面スペースには梁型が出ていますが、木造住宅をイメージし今回は壁と同じ木目調クロスで施工しています。

クロス工事を終えたら化粧台を設置、給排水工事を行いすべての工事が完了です。

浴室と洗面所の壁が同じ木目調のため一体感があり白色の各部位がよく映える、以前よりも落ち着いた印象の空間となりました!

4.リフォームの際の補助金

最後に、お風呂交換のリフォームには補助金が使えることをご存じでしょうか?

政府が支援する「こどもみらい住宅支援事業」を利用し条件を満たすことで

・お風呂交換の際は5万円~10万円ほど

・その他工事を絡めると最大で60万円(リフォームの際は45万または30万円)

の補助金の優遇を得ることが可能です。詳細は”こちらのページ”でご紹介しています。

決して安くない工事だからこそ、できる限りお得に賢く工事をしていきたいですよね。

住宅のリフォームでは上記以外にも採用できる補助金があるので、工事でお困りの方はぜひ一度ご相談ください。

株式会社リルファナカジマ