危うく倒壊!? タイル浴槽リフォーム
こんにちは!今回はタイル張り浴槽をユニットバスに入れ替えるリフォームのご紹介です。
まずは元々のお風呂です。
タイルがメインで所々にヒノキの木材が使われておりました。
こちらのお風呂をユニットバスに替えていきます。
まずはお風呂の解体です。
解体を進めていくと……
タイルの裏側が湿気とシロアリのせいでグズグズの状態になっていました。
また、土台も酷い状態になっており、手で触るだけで崩れ落ちて使える部分がなくなってしまいました。
中には土に還っている木材もあったので相当前から湿気とシロアリにやられていたのだと考えられます。
さらには家を支えるのに重要な通し柱にも被害が及んでおり、柱の真ん中までボロボロになっていました。
通し柱がこのような状態になっていますと、大きな地震などが起きた場合に倒壊する恐れがあるため非常に危険ですので早急に補強をしていきます。
土台と柱の補強には注入剤という防腐剤と防蟻剤が注入されている木材を使用します。
柱の補強をしつつ浴室の床を壊し続けていくと水が出てきました…
構造的には上からタイル→コンクリート→土→基礎となっているのですが、基礎から水が抜けるようになっていなかったためタイル目地から入り込んだ水分が土の中で留まっている状態になっているようでした。
このように常に土が水分を含んでいる状態でしたので周りの柱や土台が水分を吸い込み、腐食やシロアリを呼んでしまう結果になったのです。
時間の経ってしまったタイルはどうしても目地にヒビが入ってしまい、そこから水分が入って木材に被害を与えてしまいます。
今回のような広範囲に渡って被害を受けているケースはなかなか見られませんが、多少の腐食やシロアリやられをしている現場はよく見られます。
お客様の中で古いタイル浴槽を使われている方も例外ではないかもしれません。
今一度タイル浴槽からユニットバスへ入れ替えることをご検討なされてはいかがでしょうか!
今回は長くなってしまったので土間打ちからは次回の記事で更新いたします!