今回は電気工事についてのお話です。

 

 

コンセントから出火したのでコンセントを交換してほしいとご依頼をいただいたお店での出来事です。

出火したコンセントを取り外してみると配線の処理が電気屋さんの仕事とは思えない結線がされていました。

通常はこのように電線の心線が露出しないように結線します。

その後出火の原因を調べるためにコンセントの使用状況を聞いていると普段はこのように使ってるということでした。

二口しかないコンセントに延長コードを取り付けて業務用の冷蔵庫2台、炊飯器1台、食洗機1台を動かしています。

普段この使い方をしていても落ちたことがないということでしたので不思議に思い分電盤の中を見てみると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとブレーカーの一次側から線が送られていました。

 

このように1次側から線を送っていると安全ブレーカーを介していない状態になるので、コンセントの定格電流1500Wを超え安全ブレーカーの20Aを超えても当然安全ブレーカーが落ちることはありません。

そうなってしまうとコンセントや電線が異常発熱を起こし発火する恐れが生じてしまうのです。

 

事実この1次送りされていた電線に触れてみるとかなり熱を持った状態でした。

 

 

今回は幸いなことに空いているブレーカーがあったのでそちらに問題の電線を繋ぐことができましたが、

ブレーカーに繋いだ後に以前と同様の使い方をしてもらうとブレーカーが落ちてしまったのでやはり電気は使いすぎていたようです。

 

 

 

今回のような施工をしているのは絶対に電気の資格を有している人ではありません。

電気の施工不良というのは火災や死亡事故に直結します。

 

 

電気工事を依頼する際にまず確認するのは「値段の安さ」ではなく「電気工事士の資格を有しているか?」というのを強くお願いしたいです。

 

 

弊社では電気工事士2種と電気工事士1種の資格を有した社員が在籍しております。

家の電気のことで困ったことがあればいつでもご連絡ください!

株式会社リルファナカジマ