平成23年10月21日「平成23年度第三次補正予算案」が閣議決定され、住宅エコポイント制度が再開されることとなりました。
今回は「住宅市場の活性化と住宅の省エネを推進しつつ、東日本大震災の復興支援を図る」ことを目的としています。

工事対象期間ですが、平成23年11月21日~平成24年10月31日迄に工事着手したものが対象となります。
制度は概要が複雑ですので、今回はリフォームを希望される方にとってお得なポイントに絞ってご紹介いたします。

住宅エコポイントを活用するには下の解説にあるように必ず『エコリフォーム』を1箇所以上行なう必要があります。
『エコリフォーム』とは窓に断熱効果を持たせるための改修で、その方法としては
1.内窓の設置 2.窓交換 3.ガラス交換の方法があります。
この中で、最も一般的な方法が内窓の設置です。
極端な言い方をすれば、家の中にあるどれかの窓1つ(1番小さくて良い)に内窓を取り付ければ、住宅エコポイントを利用することができます。

しかし、『エコリフォーム』が条件ではありますが、条件をクリアするために設置するのではなく、省エネやCO2削減の観点に立って採用することが重要です。
下の解説をご覧下さい。窓の断熱改修を行うことが、いかに大切かがお判りいただけると思います。

『エコリフォーム』を施した上で、『バリアフリーリフォーム』と『省エネ設備リフォーム』のポイントを加算することができます。(1戸あたり最大30万ポイント)

『バリアフリーリフォーム』は施工箇所毎にポイントを加算できますが、最大50,000ポイントまでとなります。

『省エネ設備リフォーム』は一戸につき一製品で最大3製品使用で60,000ポイントまでとなります。

「なんや、ごちゃごちゃしてよう判らん!一体いくら得するねん」
という方は、こちらをご覧下さい。

上の例では、システムバスを交換したら(上記仕様にしたら)交換しただけで最大62,000円の値引と同等のポイントが得られます。
下の例では、トイレリフォームの際、窓をエコリフォームして、節水トイレに変更して手すり1ヶ所取り付けた場合。32,000ポイントが得られます。

こうして獲得したポイントの還元方法ですが、今回の目的である「東日本大震災の復興支援」にポイントの半分以上を充当する必要があります。
下記の例では、98,000ポイントのうち半分の49,000ポイントをポイント発行対象となった工事とは別の工事(があれば)に充当するか、今後発表される商品と交換することができます。
また、残りの半分は被災地に義援金として寄付するか、被災地の産品や商品券等と交換することができます。

以上、今回の住宅エコポイント制度は省エネ・消費者還元・復興支援に活用されとてもよい政策ではないかと個人的に思います。
設備関連の住宅リフォームをお考えの方はぜひこの機会に検討されてはいかがでしょうか。

株式会社リルファナカジマ