今回はSHARPの太陽光発電設備を設置されているお客様が卒フィット(10年間の高額買取が終了)されて、蓄電池を増設する工事のご紹介です。

電気料金はロシアのウクライナ進行で高騰し、今も家計を苦しめています。しかし電気料金を含めエネルギー価格はウクライナ進行で高騰が早まりましたが、地球温暖化対策で、今後再生可能エネルギーを主軸としたエネルギーを使う局面では、必ずエネルギーは高騰します。詳細は当HP:カーボンニュートラルの取り組み船橋で明治38年創業の住宅設備会社|リルファナカジマ | 株式会社リルファナカジマ (rirufa.jp)参照。

大規模な自然災害が頻発している現在、太陽光と蓄電池(V2Hを含む)の設置で再生可能エネルギーで電気を創り、余剰電力を蓄電池に貯め、夜間での使用や災害時のレジリエンス(対処能力)を高める必要が今後ますます求められるでしょう。

上記は工事前の画像です。

既設の装置は太陽電池モジュールND160AV×30枚 4.8Kw 3回路 パワーコンディショナーJHL6A3です。

私の家に設置しているSHARPのシステムも同じですが1度も故障したことははないとの事です。さすがSHARPさんですね!ですのでお客様の蓄電池の選択も、おのづとSHARPとなりました。蓄電池を増設するには既存のパワコンでは接続できないので、蓄電池対応のパワコンに交換します。品番:JH-55NF3

JH-55NF3を設置することで今後発売予定のEV用コンバーターも後から設置することが可能となります。お客様からはEV用コンバーターの販売が開始されたら教えて!とお願いされております。

左の画像では新しいパワコンを既存のパワコンの右上部に設置しています。これは太陽光モジュールからのケーブルを再用するため、長さが足りなくなるのを防ぐためです。真ん中の四角い2つのBOXは蓄電池用コンバーターです。今回は取り付け可能な蓄電池容量のMAX13.0Kwhを取り付けるので蓄電池JH-WB1921×2台となり蓄電池コンバーターも2台設置となります。

こちらはいわゆる蓄電池ですが、本体(筐体)とモジュール・コントローラーに分かれています。それをそれぞれ組立、配線、配管します。またそれぞれのモジュールの製造番号を蓄電池の保証書に転記したり、コンクリート基礎や防水配管の指定等事細かな設置マニュアル(約400ページ)に従って施工してゆきます。

左の画像は蓄電池モジュールの上にコントローラーを設置して内部配線をした状況です。また右の画像は指定の配管材料の最下部に万が一水がたまらないように穴をあけている様子です。細かなところまで施工指示があります。(さすがSHARPさん(´;ω;`)

新たに追加するブレーカー類を防水BOXにまとめました。画期的なのは、系統電源が停電した時に自動的に蓄電池の電源を供給する自動切換盤(右端の白いブレーカーから左の部分)が指示されていることです。V2Hなどは自動では切り替わらず、手動(結構大変)で切換えてEVから供給します。

配線後にも、アース工事の接地抵抗の測定・パワーコンディショナー、蓄電池コンバーター、太陽電池モジュール、蓄電池本体の絶縁抵抗の測定・機器内部の端子電圧の測定、エネルギーモニターの設定、各種動作確認等を終えデーターを記載し東電パワーグリッドとの立会とお客様への説明を終えて工事が無事完了いたしました。

当社では総合エネルギー企業としてお客様に最適なエネルギー環境の提供を行っております。

GAS・灯油・電気・ペレット(バイオマス燃料)等すべてのエネルギーの提案と工事の依頼に対応しておりますので、お問合せをお待ちしております。

株式会社リルファナカジマ