皆さまは給湯省エネ事業という制度をご存じでしょうか。

ここ数年政府が省エネ促進のために行っている補助事業のひとつで、エコキュート・ハイブリッド給湯器・エネファームの取付に対して補助金を支給するというものです。

今年は補助額が昨年と比べて増額しているため、交換や導入を検討されている方は今年が買い替え時かもしれません。

今回はこの制度の簡単な説明とおすすめの製品をご紹介いたします。

支給対象

給湯省エネ事業の支給対象となるには

①対象製品の導入 

②給湯省エネ支援事業者に登録している事業者と契約を結ぶ

③J-クレジット制度への参加を表明

以上の3つが必要となります。

まずは工事を依頼する会社が給湯省エネ事業に登録をしていることと導入する製品が対象であるかを確認しましょう。

③に関してはこちらをご参考ください。

補助額

補助額は基本額と性能によって加算される額の二つがあります。基本額も加算額の要件も導入する給湯器の種類でそれぞれ異なっております。

①エコキュート

エコキュートの基本額は1台につき8万円です。

また性能加算額の要件は画像の通りです。

A要件だけを満たすと2万円、B要件だけを満たすと4万円、どちらも満たすと5万円加算されます。

補助額は最大で13万円となります。

しかし補助対象製品一覧を見て頂けると分かる通り、2つとも満たしている製品は多くないため製品の選択は慎重にした方がよいかと思います。

②ハイブリッド給湯器

ハイブリッド給湯器の基本額は1台につき10万円です。

また性能加算額の要件は以下の画像の通りです。

A要件だけを満たすと3万円、B要件だけを満たすと3万円、どちらも満たすと5万円加算されます。

補助額は最大で15万円となります。

一覧表を見てみると組み合わせ次第で全ての機種でAとBの要件を満たしていることが分かります。

③エネファーム

エネファームの基本額は1台につき18万円です。

また性能加算額の要件は画像の通りです。

他の2機種と違って要件は1つで、満たせば2万円加算されます。

こちらも一覧表を見ると分かるのですが、エコキュートと同様に要件を満たしていない機種が多いので注意が必要です。

おすすめはエコワン

これからエコキュート・ハイブリッド給湯器・エネファームを導入したいと考えている方におすすめしたいのがハイブリッド給湯器のエコワンです。

この3つを導入検討する際にネックなのが単独の電源工事と貯湯タンクを置くためのコンクリート基礎工事が必要だということです。

工事費用が余計にかかる上に工期も伸びてしまいます。

しかしエコワンにはそのどちらも必要としないプラグインモデルがあるのです。

電源は外の防水コンセントから取ることができ、貯湯タンクにはコンクリート架台を使用するので特別な工事が必要ありません。

貯湯タンクは70Lと小さめですがハイブリッド給湯器は電気に加えてガスも使用するので湯切れの心配がございません。

都市ガスをご利用中で床暖房の利用がない場合の年間光熱費の試算は以下の通りです。

給湯器の交換と比べて導入コストはどうしても高くなってしまいますがランニングコストはこのように抑えることができます。

給湯器は10年から15年は使用するので高熱費を削減した分と補助金15万円で給湯器交換との差額は最終的にはなくなるかと思います。

光熱費は今後も上がる予想ですし、給湯器本体の価格もいつ値上がりするか分かりません。

補助金が出ている今がまさに買い替え時なのです!

エコワンプラグイン型は弊社でも既に導入実績がございます。

気になる方はこちらも合わせてご覧ください。

株式会社リルファナカジマ